吐いた翌日

案の定説明会へは行かず、ゆっくり起床。そのあと読みかけになっていた堀江敏幸『雪沼とその周辺』を読了し、なんでか知らないけどネグリの『帝国』の冒頭を40ページぐらいパラパラして、何か納得できなくて阿部和重『グランドフィナーレ』を手に取る。別に阿部和重でしっくりきたわけではなかったけど。そのあと旧友との約束があったので横浜へ出かける。
つーか最近よく考えるのは「もう文学とかわかんないよ」ってことなんだけど、それでも『帝国』を放り出して『グランドフィナーレ』を拾い上げる、って書くとやっぱ厭らしいしんだけど、ただ『グランドフィナーレ』に対して「文学」を期待していた私は確かに存在していて、そのパラドキシカルな心情がとっても覚束無くてかどうかは知らないけど、今日にいたってもまだ吐き気がおさまらない。