2004-01-01から1年間の記事一覧

メリーメリー

年末とか忘年とか、別にそういうわけではないんだけど、昨日今日とそれぞれ高校、中学の友人と会って談笑した。もちろん昔話とかは普通に開花してかなり楽しい時間は過ごせたのだけど、自身がアクチュアルに属している環境の影響力を実感した。 こういう分析…

好き好き大好き超愛してる。

「ありきたりなこと言って何が悪いんだ、愛が大事だって言って何が悪いんだ、じゃあお前は愛とか重要じゃないってそういう心積もりか、ああそれともあれか愛が排他性を持ってるとかそういうナショナリズムを批判するのと同じ文脈で言ってるか、ああそうさそ…

スエーデンに愛をこめて

このままじゃ11月は何も書かないまま終ってしまいそうだと、さっき思い立ってじゃあ何か書かなきゃなとパソコンに向かったのだけど、さて何を書こうと考え出すと特にこれといって特筆すべき事柄がここ数日であったわけでもなく、特筆っつってもキーボードで…

ジャズ日和

朝起きてふるえた。すごく寒い。言うなれば「今年で最初のいちばん寒い日」って感じ。それぐらい寒かった。あまりに寒すぎたから、cannonball adderley 『something else』を聴きながら、ホットコーヒーを飲んだ。 今までジャズっていうものに季節感を感じた…

『リリィ・シュシュのすべて』を観た

岩井俊二監督 市原隼人主演リアルかと言われれば、「嘘くさくはない」と答えるしかなさそう。 たとえば不良少年の素行に対して、こんなの現実には起こりえないと批判があるとしたら、私はそれを真っ当な指摘だと思うだろう。また沖縄旅行のくだりなんかは、…

ジャック・デリダというひとりの思想家が亡くなったという事実の前で、必要以上には感傷的になりたくない。しかし少なくとも、その死を契機にして、デリダについて再思考することはできる。それは「そうせねばならない」とかいう義務感や応答責任に基づくも…

デリダに黙祷。

僕らいつも愛を語るとき…

サニーデイ・サービス『24時』を電車の中で聴いた。 かえすがえすも、素晴らしいアルバムだった。

朝一

近代文学は終わったとか、哲学を諦めるとか、柄谷行人にしろ福田和也にしろ(福田は違うのかもしれないけど)そういう啓蒙的な言葉を吐くことで、彼らはいったい何を表現しようとしているのか。そもそも柄谷が「近代文学」と言うとき、そこに「現代」が想定…

『アフターダーク』

予想に違わず、あまり面白くなかった。 たぶん村上春樹の作品中、最低のつまらなさだ。 でも何がそんなに面白くないんだろうと考えると、よくわからない。 たとえば「向こう側(あっち側)/こちら側」というプロットが、冷戦崩壊、第一世界・第三世界へのオ…

*気づいたら俺は夏だったバカみたいな話なんだけど、読書をはかどらせるために音楽を聴いたら内容がさっぱり頭に入ってこなかった。言っていることが難解すぎるとか、そういう次元ではない。文章を黙読するのがやっとで、その意味理解にまで思考が働かなか…

*厳密さについてたとえば厳密であるという状態は、私の中にある種のストイックさを想起させずにはおかないのだけど、いまの私がストイックであるかといえば決してそんなわけはなく、むしろストイックさなんて心がけたくもないのだけど、「厳密に生きていた…

*『ジョゼと虎と魚たち』を観た池脇千鶴・妻夫木聡主演。 とりわけ注目していたわけでも、キャストがお気に入りなわけでもなくて、ただなんとなく映画が観たいなあと思ってレンタルビデオ屋に駆け込んだら、田辺聖子の小説と同名のタイトルに惹かれて借りて…