2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

脱線

最近は引越しの準備をしようとしているのだけど、どうにもうまくいかない。まだまだ時間に余裕があるからか、だいたい部屋のあちこちに積まれている本とかCDとかを、順序を入れ替えたりしながら別の場所に積み直して満足するという非常に贅沢な時間を過ご…

地球をゆっくり回して頂戴

矢作俊彦の『悲劇週間』と伊坂幸太郎の『魔王』『重力ピエロ』を読んだ。 伊坂の作品を読んだのは初めてのことだったのだけど、まあ正直もういいかなーと思った。『重力ピエロ』はともかくとして、『魔王』の方はつまんなくないんだけどどうもしっくりこない…

文庫化

久しぶりに本屋をのぞいてみたら、ウエルベックの『素粒子』とジジェクが文庫化されてた。なんていうか、ジジェクも文庫化されるようになったのかーとしみじみした。単行本が同時代性を担保してるとかまあ陳腐な印象ではあるんだけど、そしてその感慨をもっ…

一日ずっと家にいてぼんやりテレビを観ながら思ったんだけど、やっぱり同時刻に4大民放各局が証人喚問の中継をやってるってのは異様すぎる。それにも増して質問者が共産党の奴に移るのと同時にほとんどの局が示し合わせたように中継を打ち切ってたのはもは…

私の部屋には冬物のアウターが不足している

私はまあちょくちょく文芸誌を買ったりするけど、別に毎月熱心に購入してるわけじゃなくって、店頭に並んでから目次とかをパラパラ見て買うかどうか判断してて、だから基本的に連載されてる小説には食指を動かされず(連載評論はまた別だったりする)、読み…

賀正

最近はずっと小説ばかり読んでいる。と言っても別に新しく本を買ったわけではなくって、押入れで埃をかぶってるものとか部屋の片隅に積み置かれているものをパラパラ読み返している。保坂和志や吉田修一や町田康や堀江敏幸、それから笙野頼子とか星野智幸、…