久々に上野を歩いたら、アメ横にABC-MARTが濫立してて非常に気持ち悪いことになってた。まじああいう光景を見るとやる気なくすんだよねーと友人に話したら、それナイーヴ過ぎるだろと笑われたけど。まあね、馴染みの居酒屋とか古本屋が吉野家とか和民になっ…

『間宮兄弟』と『蛇イチゴ』を観た。 間宮兄弟は、かなり自覚的な言表としてのなんかいい映画で、そして絶対多くの人から異議を申し立てられるだろうけど、沢尻エリカをたぶんはじめていいと思った。そして蛇イチゴはちょっと久々に感動さえした。ちょっと前…

昨日、初めて仙台に行った。そして道に迷った。 目的地までの地図を片手に、「この大通り沿いに迂回するより、この路地はいって抜けた方が近道っぽい」とか思ってルートを外れると、絶対集合住宅地かなんかの袋小路でいや参りました。

まだ11月なのにすげえ寒くて、部屋の中で吐く息もやはり白くて、今朝とか毛布跳ね飛ばして寝てたからほんと生命の危機を感じましたよ。それにしても最近、羅針盤『会えない人』の「さけび」がほんと素晴らしいなーと私は思っている。で、いやほんと今朝は死…

クチロロの1作目から『ファンファーレ』にいたる変化というか、ある種の節操の無さはくるりとかのそれとはやっぱ聴き手にとって違う印象を抱かせるよなーと、なんつーか志向性と嗜好性のちょうど中間にあるような、あるいはもっと風俗的なものとの相関関係…

最近はすっかり天気の良い日が続いてたんだけど家に帰り着くのが連日9時10時で、まあたいして遅いわけでもないんだけどさすがに洗濯機まわすのはなーと憚られて久々の2連休、たまってた洗濯物をベランダに干すことができた。部屋の掃除とかもけっこう大…

もう7月も半ばですかって、先週の金曜日に驚いたばかりなのに、というかだからこそもはや3連休もあと1時間ですかってびびってしまった。様々な意味で気を抜いて生きていくことは大切だけれど、それ以上に気を抜こうと意識した瞬間にその態度はわりと破綻…

佐川光晴の『銀色の翼』を読んだ。村上龍が言うように奇跡的な作品かどうかは全然疑わしいけど、フィジカルな苦痛がもはやメンタルな部分をも呑み込んで生活におけるある種の基盤になっていってしまう様とか、そしてそれでもメンタルな部分で、月並みだけど…

ある人が苦難に見舞われることをなにかの報いとみなしたり、因果を説明してその仕打ちに屈服することは、不当である。不条理な世界のなかでどんなに苦難がつきまとっても、罪深い生はないし、生きるに値しない生もない。不条理を前に人はそれを認めつつ苦悩…

青土社から立岩真也の新刊が出たのか出るのか、とりあえずそんな情報がなぜか海外を旅行中の友人から入ってきて、『自由の平等』と『弱くある自由へ』をパラパラめくりながら読み返してみるのだけど、まったく触れた記憶の無い箇所がかなりあってびっくりし…

実に10数年ぶりに歯医者へ行き、人生で初めて歯の神経を抜いた。ただいま麻酔の切れた痛みで苦悶中。 それにしても最近の歯医者は凄くて、虫歯の箇所とか削ったあとのぽっかり穴の開いた歯とかをいちいちカメラに撮って見せてくれるんだけど、それを指差し…

電車に乗っていたら隣に立ってた奴がめちゃくちゃ音漏れしていて、うーんうざい、とか思ってたんだけど、漏れてくるのがどっかで聴いたことある曲ばっかで、よくよく耳をすましてみたら、小沢健二の「ある光」だった。 この線路を降りたら赤に青に黄に願いは…

会社から帰ってきて予定表を開いたらなんと土曜の明日も出勤日で、実に数年ぶりに目眩というか視界がくるくる回って、まわるまわるぐるぐるまわる、吐くまで踊ったりはさすがにしなかったけど。 いいかげん大江健三郎を読もうと『万延元年のフットボール』を…

連休の最終日。正午くらいに起き出して髪を切りに行く。初めてはいる美容院はやっぱ緊張してしまう。 その足でレンタル屋へ寄り、『リンダリンダリンダ』を借りてきて鑑賞。まず、何も意味がないと認識しながらそれでもそこにのめり込んでしまう、危うさと紙…

映画『パッチギ!』を観た。なんつーか、青春モノっていうかビルドゥングスロマンっていうか、そういう映画の王道的な造られ方をしていて、だけどそのことが全然マイナスになっていないばかりか、むしろそのことによってこそ非常に好感の持てる作品となって…

大学のときの友人と中野・阿佐ヶ谷で呑んだ。前日の教訓から風邪を治してお酒を飲もうと薬を服用したのがいけなかったらしく、帰りの電車の中でまた気分が悪くなる。曽我部恵一とかクラムボンとかを聴きながらなんとか持ちこたえた。 咳のしすぎで胸のあたり…

以前『ソラニン』はつまんないとかそういうことを書いた気がするけど、単行本の2巻が発売されたので完結まで読んでみたら、感想が改まったとういうかなんというか、面白かった(というか、もうだいぶ前から1巻を何度も読み直したりしていて、話の筋とかは…

実に5年ぶりぐらいに会う友人とかと地元で飲み。風邪気味だったこともあり、あんま強いのは飲みたくなかったのでウーロンハイばかりをずっと頼み続けてたら逆に気持ち悪くなった。トイレで吐いてまたウーロンハイ頼んで吐いて、笑って、3年後に便利屋を共…

そして5月になり、初任給が10万を切っていたという事実や、あまり夜中に眠れなくなってきてるという猥雑さや、綿矢りさが電通に就職したとかいう噂や、歯の痛みがいよいよ耐え難くなってきている気だるさや、何よりそういう個々の出来事が堆積していく自…

近所のレンタル屋がセールということで、久々っていうか、たぶん人生初なんだけど、DVDを5本借りてきた。5本借りるとCDが一枚タダで借りられるっつー、冷静に考えるとわけわかんないもんにのっかってしまった。 そんで5本のうち『ミリオンダラー・ベ…

風邪はいつの間にか治ってしまって、結局仕事も休まなかった。 ひさびさの風邪だったけど、でもこの治り方は嫌いだなーと思う。平日の昼間にうんうん言いながら寝込んでて、ふと夕方に目が覚めると熱がひいていて、体調はすごく楽になってるんだけどどこかし…

群像に載ってた三浦しをん「冬の一等星」がちょっと素晴らしすぎたので、同じ作家の新刊『まほろ駅前多田便利軒』を読んだのだけど、寄せてた期待を上回るものではなかったにしろこれもわりと面白かった。りんごにラッキーストライクもいいし。三浦しをんは…

これか、これが風邪なのかと思うくらい、圧倒的な風邪。いや、意味わかんないや。でも、この寒気や、喉の痛みや、関節の違和感にはほんとびっくりする。頭がぐらんぐらんしてるから『ゆらゆら帝国のしびれ』とか聴くとちょっと比喩ではなく脳みそが溶けそう…

いろいろな人が言及してるなーと思ってたら、やはり本人もブログに書いてるけど、スペースシャワーのHPで七尾旅人のライブ動画を観る。ついでにイルリメとかworld's end girlfriendとかの映像も。んーてか、七尾旅人のこないだのライブには行き損ねていて…

今月の群像は「新人15人短編競作」ということで、顔ぶれも津村記久子とか前田司郎、あと三浦しをん*1に蜂飼耳、あと赤坂真理についての評論を読んで以来あまり見かけてなかった山田茂とか、けっこうおおっていう感じで、それで期待しててずっと読もう読も…

別に入社に合わせてたわけではないけど、保坂和志の『カンバセイション・ピース』と、それと並行して読み直してた『アウトブリード』を読み終える。『カンバセイション・ピース』は正直微妙で、つーか間違いなく傑作なんだけど、微妙っていうのは完全に私の…

明日が入社日。 結局、夜型の生活は卒論を書いてたときからなおせないまま、これを書いている時点でもうすぐ日付が変わるというのに全然眠くない。でもまあバイトをしてたころは2日完徹とかよくやってたから、なんとかもってほしい。

スタニスワフ・レムが亡くなった。 ちょうど『文学エッセイ』を読んでいる最中だったので、なんつーかショックだった。高い城・文学エッセイ (スタニスワフ・レム コレクション)作者: スタニスワフレム,Stanislaw Lem,沼野充義,巽孝之,芝田文乃,加藤有子,井…

どうやら保坂の『カンバセイション・ピース』が文庫化されるらしい。よかった、ハードカバー買わなくて。周囲の評判は賛否が半々くらいだったけど、凄く楽しみ。

足を捻挫した。全治1週間。 医者曰く、「骨にヒビがはいる1歩手前だった」らしい。ヒビがはいる1歩手前って何だよとか、とりあえず思う。「絶対歩いちゃダメ。帰りもタクシーで帰りなさい。トイレも這って行きなさい」という無茶に曖昧に頷きつつ、その医…