昨日のことを今日書いてみる

就活とか諸々の予定を無理矢理キャンセルして午後から地元の本屋へ行った。約二時間ほど滞留。高橋源一郎の新刊っぽいのが出ていて「これどうなのかな」と気になりつつ、購入を断念。ちょっと高すぎた。結局、アラン・バディウ『倫理』と岡田利規『三月の5日間』と新風社から創刊した『少年文芸』を購入。普段戯曲は読まないし演劇はどちらかというと門外漢なのだけど、『三月の〜』は友人が観劇した際に激賞していて、単行本化の報せに接し買おう買おうと思っていたもの。『少年〜』は装丁が佐内正史、アートディレクターが常盤響という組み合わせが自分の中でちょっとありえなかったし、創刊号ってこともあるんだろうけど著者陣が興味深かったので。でも夏号ってことは、これ季刊なのだろうか。
そのあとすることもないので発泡酒を片手に街をぶらつく。日曜の午後、まだ日のある時間帯にアルコールを飲みながら歩いてる私は、スーパーやドラッグストアから吐き出される親子連れとかから冷たい視線を送られた。で、1時間ほど散歩して、結局もといた本屋の前に戻ってきたところで中学時代の旧友に再会。喫茶店でしばし談笑する。んで喫茶店を出たら、嘘みたいにこれも中学時代の別の旧友にばったり。いま出てきた喫茶店にまた入るのも何だし立ち話もあれだしというので、じゃあ呑もうということになって、時間的にも薄暗さとかちょうどいい塩梅になってきたので、海岸へ。
海岸が歩いて行ける距離にあるというのは別に良いことばかりではなくって、たとえば地震のときに津波がやばいとか色々と懸案事項はあるのだけど、まあでもこんなときは海近くてラッキーとか思う。中学・高校と殊に金のない時分、いつも呑みといえば海岸で、まあ靴に砂とかめっちゃ入るけど、空広いし対岸のイルミネーションが綺麗だし、悪くないなあといつも呑みながら思う。
で、1時間くらい3人で呑んでたのだけど、どうせなら「あいつも呼ぼう」「じゃああいつも」「あいついま帰ってきてるぞ」とかいうことになって、最終的に総勢16人の大飲み会に発展。そのうち雨が降ってきたのだけど、言いだしっぺとして帰るに帰れず、他の面子も帰る素振りすら見せず、つーか楽しかったから帰る気とかあんまなかったけど、びしょびしょになりながら酩酊。もちろん購入した本を友人の原付にかくまわせてもらうぐらいの冷静さはあったけれど、変なテンションだったことは間違いない。そのうちに「実はあたし、離婚したの」とかありえない告白し出す奴までいたし。
結局そのまま朝まで呑み、塗れた体も満足に拭かず酔いにまかせてベッドに倒れこんだ。んで起きたらやっぱというか当然というか見事に発熱していて、今日は一日中布団の中で過ごす破目になった。