いい加減

スーツで出歩くのは暑くなってきた。
そのこととはまったく関係無いんだけど、どうして私が御茶ノ水駅で降りるたびに駅のホームで乗客同士の揉め事が起きてるんだろう。
そしてそのこととも関係ないことなんだけど、先日早稲田大学の第二文学部(だと思うけど)の宮沢章夫の授業にもぐってきた。まー、言ってることはとりあえずよくわかんなかったけど、わかんないなりにもぐるだけの価値はあったかなと思う。サウナの脱衣場において人はまだ公共性に絡め取られていてだから股間や胸を隠したりするのだけど、サウナの中に入ってしまうとみな恥ずかしげもなく隠していた部位を露出するのはそこに公共なるものがないことの証左であり、脱衣場を近代的空間だとするとサウナん中は反近代的空間だと捉えることが可能なわけで、そこは今後注目され研究されていく場所であるとか何とか。なぜ反近代なのかがよくわかんないけど、サウナってつまりテクノロジーがふんだんに使用された場で、そうした近代的要素の中にあってなお陰部を露出しうる空間を保持しえている点で、前近代ではなくて「反」なのかなーとか思って福田和也の『イデオロギーズ』とか読み直そうか迷ったけど、結局まだ読み返していない。
それにしても宮沢章夫の授業を探すため早稲田のホームページを見てて知ったんだけど、第一文学部と第二文学部ってなくなるんだ。社会学部と教育学部の文系学科と統合されて、名前がいま思い出せないけど文化構想学部とかになるらしい。なんか、どうしようもない方向に動き出してしまっている気がしてならないんだけど、どうなんだろ。早稲田一文に通っている友人に連絡したら、どうやらその話が公表されているのはホームページだけで彼女自身は学内の掲示板でも見た記憶がないと言っていた。さらに彼女がそのことを初めて知ったのは朝日新聞か何かの紙面で、それが笑えないと言っていた。なんか最近、早稲田に関してはいい話を聞かないけど、これは酷すぎるなーと思う。