現代思想

現代思想 特集「〈反日〉と向きあう」』をちらっと読んだ。岩崎稔と米谷匡史と孫歌、あと長原豊の論稿を少し。岩崎さんのはまあ高橋哲哉とか鵜飼哲とかが随分前から唱えてる議論の塗り直しという感想しか持てなかったけど、孫歌とか海外の知識人の言葉が(集中的に)聞ける場ってやっぱ少ないし、まあ「現代思想」もかなり偏重していたりするとは思うけど、何はともあれ殊にこうした歴史認識の問題が絡む議論などは一国間の閉じられた言説の場だけではなくってトランスナショナルな多声性の中で見極めていくなり考えていくなりしていかないともう正直よくわかんないよって思ってて、そういう意味では面白そう。あと米谷さんのはこないだ読んだ『姜尚中にきいてみた!』(講談社文庫)での姜尚中が言ってたこととかなりかぶっていて、へーと思った。
あと高橋哲哉の論稿の題名「応答の失敗」っていうのが少し笑えた。