全体性と無限

憲法改定やら増税やら外交問題やら、最近ニュースとか新聞とか見てると気分が暗くなる。まあそんなのは今に始まったことではないけど、でもこの頃は全然気分が晴れないわけで、それはたぶん本当にそろそろやばいんじゃないだろうかという思いが日々強まる一方だからなんだろうなと感じている。そろそろやばいんじゃないかというのは、つまりここ5年くらいのうちに分水嶺なりメルクマールがかなりの確率で訪れるんじゃないだろうかってことなんだけど、友人にそう話したら笑われてしまった。
そんなことを思いつつレヴィナスとか卒論の合間にパラパラ読んでいる。いわゆる他者論みたいなものの、大切なんだけどと留保を置きつ不快さを禁じえない、まあ言ってしまえば訝しさの所在が何となくはつかめそうな気がしている。そしてそれは政治家の良心を信用できるか否かに終始してしまいがちな9条議論などに対して、もう少し異なった視点を用意できるものなのではないかと、何となく思っている。