電車に乗っていたら隣に立ってた奴がめちゃくちゃ音漏れしていて、うーんうざい、とか思ってたんだけど、漏れてくるのがどっかで聴いたことある曲ばっかで、よくよく耳をすましてみたら、小沢健二の「ある光」だった。
この線路を降りたら赤に青に黄に願いは放たれるのかって、いや別に感じ入ることがないわけでもなかったし、高架を走るその線路の窓からは街並の信号機が赤に青に黄に瞬いている様がほんと瞬いているように見えて、そういう時間に「ある光」が流れているっていうある種のヴィヴィッドさにはもはや感傷的になる隙さえなく、ただただ恐れ入ってしまった。
家に帰ってきて、借りてきた『青い車』を観る。