習慣というか思い込みというか、まだ2月だし、28日だけど2月だし寒いだろうなとコートを着込んで買い物へ行こうとして、でも窓から見える空とかもう寒さとか微塵もまとってなくて、あまつさえ2月といっても28日だったので一抹の不安を覚え、トレーナーの上に薄手のジャケットを羽織り直して外に出たらちょうどよいというかむしろ陽射しのせいでうっすら汗ばみさえして、もう春なのだなーとほのぼのしたので、近所の公園までワケもなく足をのばし、そこで缶コーヒー(COLD)を一本と煙草を4本ほど喫みすっかり上機嫌になった私は帰り道、曽我部恵一の「ブルーのこころ」を繰り返し口ずさみ、そしてやっぱ春はサニーデイだぜっ、とか確信してしまったのだった。