本棚を買った

で、本を並べてみた。
いままで私の部屋には本棚というものがなくって、単行本やら雑誌やら文庫やら、ごちゃまぜになってフローリングの上に積まれていたわけで、おかげで私の居住スペースは2畳弱にまで狭められていたわけなんですが、このたびめでたく寝返りのうてない生活ともおさらばすることになった。
で、いままで適当に部屋の中へ配置されてたものを、著者別・テーマ別に収納していて気づいたのだけど、いやー本がインテリアになるっていう話は本当だなーと。大学の友人から「いや、本は部屋を装飾しますよ」とか言われて、いやそんなわけねーだろそもそもデリダの本とかにそんな記号的価値見出すとか皮肉すぎるしっとか笑ってたんだけど、いまこうしてある程度の規則性を持ち並べられた本の詰まる棚を目の前にしてみると壮観なものだ。まあその感慨ついてもちろん反省なんかはあって、でもその自戒意識は一先ず置くとして、たとえば大正期の円本ブームとか「全集全部買うと簡易本棚差し上げます」とか、近代メディアのアラカルトが頭の中で渦巻いていて、ちょっとげんなりしてる。