ある人が苦難に見舞われることをなにかの報いとみなしたり、因果を説明してその仕打ちに屈服することは、不当である。不条理な世界のなかでどんなに苦難がつきまとっても、罪深い生はないし、生きるに値しない生もない。不条理を前に人はそれを認めつつ苦悩しなければならない。そして、生きることは、よい。

いま引用しながら気づいたけど、これコンテクストがないと凄い文章だな。
まあ実は楳図かずおとか読んだことなかったりするんだけど、でも「頑張る」ことに対して付与されすぎなクリーンなイメージを木端微塵にするくらいの強靭な文章だと思った。と思うからばかりではないけど、繰り返しこのセンテンスのはいってる文章を読み返してる。