ジャズ日和

朝起きてふるえた。すごく寒い。言うなれば「今年で最初のいちばん寒い日」って感じ。それぐらい寒かった。あまりに寒すぎたから、cannonball adderley 『something else』を聴きながら、ホットコーヒーを飲んだ。
今までジャズっていうものに季節感を感じたことはなかったのだけど、この秋口はジャズが凄い似合うことに気づいた。ピリピリ肌を刺すあの痛みと、音楽(殊にジャズ)を聴くという行為に、身体論というか現象学というか身体感覚というか、どこかで関連性ってあるのだろうか。
そんなことを考えつつ丹生谷貴志『女と男と帝国』を読んでいたら、バルトを論じた章の一文に胸が熱くなった。その一文はここに書かないが、でもその後で「胸が熱くなった」自分を恥ずかしく思った。