スエーデンに愛をこめて

このままじゃ11月は何も書かないまま終ってしまいそうだと、さっき思い立ってじゃあ何か書かなきゃなとパソコンに向かったのだけど、さて何を書こうと考え出すと特にこれといって特筆すべき事柄がここ数日であったわけでもなく、特筆っつってもキーボードで打ち込むわけだからこの日記を書く過程に筆など私は触らないわけだけど、こういうふうにテクノロジーの発達に伴って破綻していった修辞句は数え切れないくらいあるのだろうけど、そんなことはともかくとして今朝は学校へ行くつもりだったのだけど気づいたら昼の12時を過ぎていて授業なんかとっくに終わりかけている時間で、諦めてテレビ観たり本読んだり音楽聴いたりそういう生活がもうここ一週間ぐらい続いていて、ああそりゃ書くことないはずだよな、だって私は一週間も家から出ていないんだもの歯さえまともに磨いてないんだもの、おまけにちっとお腹の肉が弛んできたわ、奥歯がヤニで汚れてきたわ、モー娘。高橋愛と亀井何とかが可愛いと思ってしまうわ、私は世界の中心で愛など叫ばないけど、というかその前に「そこ」を世界の中心と呼んでしまうその傲慢さをブームも去った今さらに弾劾してやるけど、とりあえずそんな何もないけど体内に贅肉を蓄えたり歯を黄土色に染め抜いたり妹よりも年下のアイドルに萌えてしまったりする俺の真上で無駄に張りつめた空気とそのせいで真っ青に澄み切った青空を見て悪くないと思った、真剣にそう思ったのでした。


せっかくだからここ一週間で呼んだ本について。

舞城王太郎『みんな元気。』 舞城は凄い
大塚英志物語消滅論』 やっつけ仕事だけど格好いい
笙野頼子『水晶内制度』 もはや文句のつけようはないけどつまんない
アリエル・ドルフマン『マヌエル・センデロの最後の歌』 長すぎ
星野智幸『最後の吐息』 やっぱデビュー作は期待すべきじゃないかも
竹本善次『社会保障入門』 体制迎合型の論調
ブルデュー『市場独裁主義批判』 安価だけど今さら感が漂う内容
野田秀樹『20世紀最後の戯曲集』 やっぱ戯曲を読むのは嫌いだ

てか自分の感想のネガティヴ具合に嫌気がさすな。