今日はビールが美味しい気候でした

気づくと大学に授業へ行ったはずなのに、どういうわけか吉祥寺まで出かけて友人と「いせや」という居酒屋で呑んでいた。授業にも出なかったしここはせめてはやく家へ帰って翌日のテストに備えようと5時ごろ中央線に乗り込む。東京駅まで出たところで地元の友人から電話で今日が彼女の誕生日であることを知らされる。で気づくとやっぱり呑んでた。しかも海岸で。歩くたびにお腹の中で酒がタプタプと揺れてる感じがする。
誕生日プレゼントをせがまれたので、たまたまカバンの中に入っていた内田樹『ためらいの倫理学』をくれてやったのだけど心底いらねーよって顔されて、私はその彼女の表情を見ながらやったぜとニヤニヤしていた。
昼間呑んでるときに、たしかくるりに関するかなり面白い議論ができたはずなのだけど、もはやその内容がまったく思い出せず、ただ今日のできごとにおいて最も印象的だったのは、その誕生日を迎えた友人が缶ビールを飲み干したあと「実にくだらないパーティーだ」って口走ったときの横顔のかっこよさなんだけど、まあそれはたぶん史上稀に見るかっこよさだったから、その横顔を脳裏に焼きつけることで良しとしようと思う。