私の部屋には冬物のアウターが不足している

私はまあちょくちょく文芸誌を買ったりするけど、別に毎月熱心に購入してるわけじゃなくって、店頭に並んでから目次とかをパラパラ見て買うかどうか判断してて、だから基本的に連載されてる小説には食指を動かされず(連載評論はまた別だったりする)、読み切りの小説とか組まれてる特集とか対談・鼎談とか、そういったものを対象に考えるんだけど、今月号の『新潮』ほど買うことを即決した文芸誌って過去なかったんじゃなかったかな。小島信夫の長編、それに中原昌也青木淳悟の中篇、それから福永信の掌編みたいなのが載ってて、おおって思ってしまった。
普段は寂れてる写真屋の前に晴れ着姿の女性がたむろしていて、いったい何事かと思ったけど、よく考えたら明日って成人式なんだ。